扉を開けるまで。
ついこの前までおなかにいて、トイレまで追っかけていつもくっついていたのに。
今日は大切な子の1人が自分で選択した道への挑戦日。
1人で出かけて行きました。
まいにちおっぱいをあげて、おむつを替えて、手をつないで歩いた日がとても愛おしく感じます。
手を離れていく嬉しさと寂しさがごちゃまぜにやって来た感じです。
つないだ手をスーッと離して、無邪気にブランコへ走っていく時も、振り払ってドカドカ目の前を過ぎていった時も、じゃね!と笑顔で出かける時も、ああ。後ろから見守ることしかできないなぁ〜と思ってきました。
自分の手で扉を開けようとしている時、その後ろ姿がきらきら輝いているように。
開ける術をいろいろためすことが出来る知恵を持てるように。
扉の前に立つ勇気があふれるように。
ただただ、わらって見守ること。
はぐくむってそういうことなのかもしれません。