はぐくむ

ちいさな いのちをはぐくむ ちいさな日記です

おなか触ってもいいですか?

7ヶ月になって、おなかもなかなか立派になってきました。
誰がどこから見ても、妊婦さんです。

最近、一緒に仕事をする20代の男の子が 「おなか触ってもいいですか?」
と、ちょっぴり恥ずかしそうに言ってきました。
妊娠は期間限定なので、今しかできないこと、今しかしてあげられないことを大事にしようといつも思っています。ですので、触りたい方には、どうぞどうぞとおなかを差し出します。
直接じゃないですよ!服の上からね!

その男の子にも、どうぞ。と伝えますと、でわ!一瞬拝むような間を開けて、おそるおそるおなかに手を当ててくれました。でも…。
そこ、胃だけど…。と言いながら、わたしは彼の手をちょうどおへそのあたりへ誘導しました。

なんかいいですね〜。ここに命があるのですね〜。
頬を緩ませ、目尻を下げて、照れくさそうにでもしっかりおなかの赤ちゃんを感じているようでした。
彼のゆるんだお顔にわたしもほっこり。

赤ちゃんって本当にすごい!
新しい命はそれまでの迷いや不安を一気に吹き飛ばして、周りの空気までも淡いクリーム色に染めてしまいます。
抱く人の頬を微笑みに導いて、その眼を透明によみがえらせてくれます。
おなかにいるときから、大きなエネルギーを発しています。

いのちをはぐくむって本当に幸せなことです。
わたしもおなかに手を当てて、来てくれてありがとう。と小さくつぶやきました。

もうすぐ会えます。ちいさなあたらしいいのちに。