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はぐくむ

ちいさな いのちをはぐくむ ちいさな日記です

誰かの初めてに立ち会える日

今日 初めて寝返りができました。

 

これまで天を眺めていた彼は自分の力で、自分のタイミングでくるりと返り、世界には色とりどりの花が咲いて、蝶や小鳥が楽しげに飛び交っていることを知りました。

 

覗かれるのではなく、向き合うことを知り見上げることを知りました。

自分の頭はそこそこ重みがあって、ママの顔はまあまあ弛んでることに気づいたでしょう。

 

身体をねじってしばらくもがいていました。

もう少し。もう少し。

手を出して助けてあげたい気持ちをぐっとこらえて、ただただ見守っておりました。

「自分でやってみるから、見ててね!」

そう言っているように感じたのです。

もう少し。もう少し。

 

下半身は完璧にお腹が床についていますが、上半身は90度のまま。

上になっている肩を揺らして何度か挑戦していましたが、頭がなかなか起こせません。

私も手術後最初に起き上がる時、頭ってこんなに重いのか!と気づかされました。

上になっている腕を動かし、指では畳をもぞもぞつかむような動きをしていました。

 

くるん。

 

その時は静かにやってきました。

大きな偉業を成し遂げるときは意外にもあっさりしているのかもしれません。

彼もキョトンとしておりました。

 

できたー!

私はうれしくて叫んでしまいましたが、本人は平然としておりました。

あら。できちゃった。ってな感じ。

 

 

 

 

誰かの「初めて」に立ち会えることは子育ての醍醐味のひとつだと思います。

おなかに命として宿って、この世に生まれて始まる 「初めて」の力。音。

いくつもいくつも重ねて創られる 生きるパワーのハーモニー。

 

 

 

 

誰かの「初めて」に立ち会える幸せを、誰かの「最後」を尊く思うことへ。

誰かの「初めて」に立ち会える喜びを、誰かの「最後」への優しさに。

つなげていける生き方でありたいと思います。

 

梅雨のある日、世界の見方が変わった日。