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はぐくむ

ちいさな いのちをはぐくむ ちいさな日記です

立ち上がる

生まれたてのか細くシワシワの足は8ヶ月の日々を重ねて大地を踏もうとしている。

 

まだ柔らかいその足の裏は頼りなく、まだガクガクのその膝は不安定で、何かにつかまっていなければ、何かにしがみついていなければ、誰かに見守っていてもらわなければ危なっかしくて仕方がない。

でも、そう思うのは見ているわたしだけで、当の本人はそんなことお構いなしに何処でも立ち上がるのだ。

 

そこには今まで見たことのないものが見え、聞いていた音楽がもっと楽しく聞こえ、届きそうになかった憧れにほんの少し手が触れられる。

ような気がする。

 

何度も尻もちをつき、何度も転んじゃうけどそれでも立ち上がる。

立ち上がれる数よりもっとたくさん立ち上がろうとする。

上手く立ち上がれない時もあるけど、それでも立ち上がろうと挑む。

しっかり手をつき、しっかりしがみつき。

 

これからその足を動かし行きたいところへ、心の向くまま進んでいくのだろう。

いつかつかまっているものから手を離し、ヒョイっと軽々立ち上がるのだろう。

両手に荷物を抱えてもぐらつかないようになるのだろう。

誰かと手をつないで立ち上がる日が来るのかもしれない。

 

つまずいたり、すくわれたり、引っ張られたりして立ち上がれなくなったときは手を差し伸べてあげよう。肩を貸してあげよう。じっと見守ってあげよう。

そんな母になろう。

 

あなたは自分の力で、自分の想いで立ち上がったことをはなしてあげよう。

 

 

ちょっと大げさかな……。